自担になりたくてNY旅行を組んだら意図せずデビュー記念バケーションになってしまった


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「自担になりたくてNY旅行を組んだら意図せずデビュー記念バケーションになってしまった」

タイトルから既にちょっと何言ってるかわからないと思いますが、スペシャル(になってしまった)旅行について記録しておきたいので、お付き合い頂ければ幸いです。

 

 

自担になりたいオタク、NY旅行を組む

だんだんまわりも海外旅行に行くようになり、そう言えば卒業旅行以来現場と関係ない旅行ってしたことないな〜、いいな〜今年夏休みも取ってないし、どこか行こうではないかと思い、本当は20年のGWに行きたいと思って地球の歩き方まで買ってあった(泣)、悲願のニューヨークに夏休み(秋休み?)で行くことにしました。

 

ニューヨークと言えば。

世界で一番応援している自担ことTravis Japanの松倉海斗くんが、SHOCKに出演していた頃初めて海外一人旅をした街。

そして最愛の自担こと嵐の大野智くんも、仕事とプライベートで度々訪れていた街。

 

大野さんに対してそういう感情になったことはないのですが、Travis Japanや松倉くんに対しては「自担になりたい」という熱意(?)から、お揃いのファッションアイテムを買ってみたり、シャツインでダンスレッスンに臨んだり、コーヒーのオーダーを真似してみたり、色々やってきてはいたのですが、今回ついに、より一層松倉くんになるために(?)ニューヨークに行くことにしたのです。(皆さん、引かないで)

 

①エクスペディアで見て相対的に安くて

②祝日と繋げられて

③まだあんまり寒くない時期

という3点から決まった日程が、"10/28発→11/3着"の5泊7日の日程でした。

※ちなみに、これが9/20の話です。

 

 

急転直下、Travis Japanのデビューが決定

9/29の朝目が覚めると、世界が変わっていた。

Travis Japanの仕事が立て込む時ってこれまでもたくさんあって、「朝起きたら世界変わってた!」なのは既に慣れっこでしたが、さすがに今回は変わりすぎていた……

 

2019年1月26日にトラジャ担を名乗ると決めた私なんて全然新規ですが、それでも7人と文字通り並走してきた(つもりの)この日々は楽しかったなと思い返すなど。心からおめでとう、これからもよろしくね。

 

………

って、ちょっとまって、デビュー日は一ヶ月後の10/28?!はや?!私は完全に間違えて東海岸(せめて西海岸であれよ)行きの航空券を取ってしまっていますが?!

さらにしかも、彼らがデビューを聞かされたのは9/19(PDT)というではありませんか。

それってつまり日本時間(JST)9/20ってコト?!?!!

 

要は何故か、「Travis Japanが太平洋の向こうでデビューを聞かされていた頃、事故で世界で一番応援しているTravis Japanのデビュー日から最愛の嵐のデビュー日にかけての旅行を組んでしまっていた」と判明したわけです。

本当にあった怖すぎる話、人生何があるかわからないですね。

 

 

そして迎えた、2022年10月28日

さて、デビュー日ともなれば色々な広告も、各種配信もあるわけで、パッキング終わらせなきゃ〜と起きたところで渋谷で様々な広告が出ていると聞き、パッキングを大急ぎで済ませて着の身着のまま渋谷へ。

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でかい(泣)

撮影にいらっしゃっているトラジャ担の皆さんと心の中で「おめでとうございます」と交わしながら歩く(きっとみんなお互いに思っていたはず)

スクランブル交差点のビジョンについては、小一時間眺めて流れる順番を勉強()し、後から隣に来た明らかトラジャ担のお姉さん(もちろん初対面)に「今からこういう順番で流れますのでカメラスタンバイお願いします!!」と教え始める始末(完全なるデビューハイ、デビューはオタクをコミュ強にする)

 

その後羽田に向かい、いざ搭乗したところで、やっぱ配信の類は生で見たいよね?!と航空会社のWi-Fiに課金することを決意。

デビュー日まで3年と9ヶ月応援してきた推しのデビュー記念生配信を太平洋上空から視聴する限界オタクの出来上がり。

しかもこのWi-Fiが結構ダメで割と止まってインライ以外満足に見られなかったの草、でもいいんだ、TLのみんなの様子で大体どんな感じだったか掴めましたし……

その後私は無事デビュー日のアメリカ、ニューヨークの地を踏み、就寝。

 

 

翌朝目が覚めると、電報が10件くらい来ていた

ミラクルはまだ終わりません。渋谷・LAでのJUST DANCE!広告掲示は知っていたというか予想できましたが、少し早めに目が覚めてスマホを見ると夥しい量の通知が光っていて「おい、起きろ、タイムズスクエアにTravis Japanいるぞ」という主旨の電報が知人各位から届いておりめちゃくちゃ目が覚める。

なんですって???タイムズスクエアってタイムズスクエア???(そうだよ)

 

現地のオタクにもサポート頂き(special thanks)、42分に一回流れるという情報を元に"現場"へ。

本当にちょうど着いた瞬間に流れて、まじで鳥肌が立った。すごいよ、こんな日が来るなんて……NY一人旅をしていた頃の松倉くんに言ったらどんな顔するかな。

そして42分向かいのマクドナルドに詰めて()撮影したのがこちら。

いやー、自分で言うのもなんですが、もってたなと思います。連絡下さった皆さんも本当にありがとうございました!

(Travis Japanと関係ないところでもってたなと思ったのは、グッゲンハイム美術館の前でバイデン大統領を乗せた要人車に2度すれ違えたことwそんなことある?(笑))

 

 

松倉くんになるために私がした7つのこと

ここからは予定通りこなした狂気の()松倉ごっこの記録です。

①アラジン鑑賞

SHOCKのカーマジックと恐らく同じ機構で魔法の絨毯が飛んでてテンアゲだった。(屋上の下、パーティに向かうライバル御一行が靴をランプに見立てて走っていったこともありましたね(泣))

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Aladdin備忘メモ|az|note

②ストリートパフォーマーとコラボ(?)

オフ・ブロードウェイの近くのワシントンスクエアにて。

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③④STOMP鑑賞・BLUE MAN鑑賞

STOMPの虎者電飾タップのルーツと思しきシーンには大声を上げそうになりました。

BLUE MANが嫌いなジャニオタはいないと思われます(すぐ主語を大きくするんだから…)。

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STOMP・BLUE MAN備忘メモ|az|note

⑤ブルックリンブリッジでコウイチになる(もはや松倉ごっこでさえない)

(カイトjoin前だけど)2014年のポスターの画角に揃えました。

いや〜本当にSHOCKの世界に来たんだなとグッときた。

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⑥ブライアントパークでドーナツ

普通に寒くて牛乳は断念しましたが、その代わり(?)ちゃんとWHOLE FOODSで"Can I get ..latte please? With regular milk."って頼んだ。

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Travis Japan【祝!誕生日】遅れてゴメン…おめ松倉!クイズで深堀り - YouTube

Travis Japan【超お洒落な社会見学】GoogleさんのLAオフィスに凸撃! - YouTube

⑦メトロポリタン美術館走破

私はゆっくり見たかったのできちんと2日かけて見ました。(45分で回るって一体どんなルートよ松倉くん……)

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はじめてのMET|az|note

 

Travis Japanの門出に際して

Travis Japanとの出会いについてはこちらに纏めている通りなのですが、トラジャ担を名乗ることにしたタイミングもタイミングだったので、今こうして本当に"夢の続き"に彼らが連れてきてくれたこと、嬉しさも驚きもありますが、3年前嵐のことでボロボロになりながら「でも今はこの子達にヘッダー取らせないと……」とゼェゼェ言いながら必死でLock Lockの1.5倍速動画を見ていたあの頃の私も、いつかきっとこうなるはずとはどこかで思って推していたよな、「やっぱりな」と。自分があのとき感じた"spark"を信じてきて、私自身も良かったなと偉そうに思ったりもしました(笑)(ほんと偉そう、やめな!)

 

かねてより、私はTravis Japanの好きなところを聞かれるたび「心」と答えているのですが、それはTravis Japanになりたい!と思うほどに楽しそうでエネルギー漲るパフォーマンスもそうですし、なにより、いつだって「みんなも一緒に!」と自分たちの物語に私たちトラジャ担を迎え入れてくれる彼らの優しさが大好きです。

 

そして「Travis Japanの夢は叶うと未来の僕は知っている」という熱すぎるメッセージを2年前自身のソロコンに込めた、世界一の自担こと松倉海斗くん。

最初は完全な箱推しで、でも誰かに決めたいと思って色々考えた結果、踊っているときの表情に惹かれた程度、でも目が離せなくなった自分に嘘がつけなくて、松倉担を名乗るようになりました。踊りも歌も、堅実に構築された基礎の上に光る松倉くんの個性が大好きで、今では松倉担じゃない自分が想像できません。

松倉担人生で、やっぱりまちゅパラを見たときの「とんでもない人を好きになってしまった」という気持ちは宝物だなと思い返していたのですが、あのときは"未来から来たキャラクター"として描かれていた松倉くんが約束してくれたネクストステージに今こうして実際に辿り着いてみて、夢を信じるというシンプルなpureさ、そしてそこにたどり着くまでの想像を絶する努力の数々に改めて感服します。

時をかける少年~未来の君へ、願いをこめて~ - 君にはもっと この先ずっと 笑っていてほしい

 

でかい夢を描いて、いつだって真っすぐに、諦め悪く、泥臭く、出来る最大限の努力を続けてきた上に、とてつもなく優しくて放っておけない!

Travis Japan、そして、松倉海斗くん。私の人生に現れてくれて、本当にありがとう!!!!!!!(大声)

Travis Japanが世界中で愛されますように、祈りを込めて。

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暫く、自分のパスポートに刻まれた「2022.10.28」をニヤニヤしながら眺めたいと思います(笑)

 

 

番外編: 大野智になるために私がした5つのこと

松倉ごっこの合間に、私のTwitterアカウントを作った当初から長く相互でいてくださった現地の大野担のフルアテンドにより、大野智・嵐巡りもさせて頂きました、本当にありがとうございました!

①MoMAでランチ

②セントラルパーク〜タイムズスクエア周辺聖地巡り

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③ハイラインの聖地巡り

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④(FSでお馴染み)クライスラービル

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⑤お土産に自由の女神のアレを頂く (ありがとうございますw)

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キンキー・ブーツはちょうど邦版を見たばかりだったこと、出張スケジュール()ばりの詰め詰めハードスケジュールだったこともあり、最早はめるスロットがなく断念。それでも最愛の大野さんが見たものをたっぷり堪能できて良かったです。

大野さん、嵐、ごきげんいかがですか。元気にしてますか。どうかこれからも世界の何処かで幸せでいてください。あっ、健康第一で!

本物の熱情が棲む場所 (舞台『アナザー・カントリー』)

突然ですが、先日自担のいない舞台を見るために福岡まで行ってきました。

こんなことそうそうないと思いますし、特に大千穐楽で見たものを忘れたくなくて、何に魅せられてここまできてしまったのか記録しておこうと思い、書き始めました。

(私の本業はTravis Japanの松倉担なのですが、ちょうどアナカン大千穐楽の日がAGTの放送日だったので、「着陸即AGT見た」と福岡空港で呟いたところフォロワーに現地(LA)行ってると思われてたの第2四半期で1番面白かったです。)

 

 

そもそもなぜ松倉担の私がアナカンのチケットを取ったのか

福岡までアナカン大千穐楽を見届けに行くに至ったきっかけのさらにそのきっかけは、グローブ座Jr.SP公演でした。

和田くんのことは前から知っていましたし、なんならしめパラとかバックついてくれていました。

顔が綺麗で歌も上手で、MCで自己紹介するとき緊張して何言ってるかわからない、けどまぁ総じてなんとなく、踊りも含めてクールな子だと思っていました(褒めてます)

そんな中、私のJr.担の教祖()に誘われ、ジャニエクにお邪魔することに。

初日だったので前情報なしの夢ハリに大泣きし、そして、ずっとクールな人だと思っていた和田優希が一人で仮面舞踏会を踊ったり(!)、ジャニーさんへの想いを口にしながら言葉に詰まってしまう程熱くなる姿を目撃してしまい、「知らなかった、、、いや〜、、よかった、、、」と終演後教祖とカンジャンケジャンつまみながら100周くらい話しました。(※和田くんだけでなくJr.SPのジャニエク自体が超超超良かった、円盤まだ?)

帰宅してからというもの、今見ることができるIsLAND TVを中心に徹底履修し、あまりの良さに倒れる日々で(特に電話シリーズカラフルがダメだった)、舞台……見に行かなあかんなこれは……と、FC先行は終わっていたものの奇跡的にまだあった一般ルートからチケットを手配したのでした。

すべてのタイミングに、感謝します。

 

 

アナザー・カントリーで描かれた"本物"の友情

さて、前置きが長くなってしまいましたが、こんなに特別な作品になってしまったアナカンの、何が良いと思ったのか。

カンパニーの「ちょうどよさ」については初見の感想で書きまして、さらに共演者の皆さんのブログや、福岡大千穐楽のカテコで改めて良いカンパニーだったんだなと噛みしめることになったのですが、そもそも題材と芝居が好きだった話をします。

 

【この後話す登場人物に関するネタバレ込みの雑解説】

  • ベネット(和田優希)・・・同性愛者で寮の規則を守らずおちゃらけている。隣の寮のハーコート(※劇中登場しない)に恋をするも、彼に手紙を渡そうとしたことをきっかけに鞭打ちにされる。
  • ジャッド(鈴木大河)・・・共産主義者でベネットの親友、勉強熱心で理屈っぽい、でも筋の通った男。
  • メンジース(多和田任益)・・・序盤凄くいいやつの振りをして、次期寮長になるために登場人物の中で最大の裏切りを働く策略家。
  • ファウラー(中山咲月)・・・軍国主義者で規則を守らないやつが大嫌い。でも頼られると「わかった、やってみる」と応えてしまうかわいいやつ。
  • ウォートン(山時聡真)・・・ジャッドに懐いている下級生で、上級生を恐れ「ハイ!」と日中犬のように働くが、寝言では犬に指示を出すなど潜在意識が垣間見える。
  • デヴェニッシュ(近藤廉)・・・日和見主義でメンジースの犬。(※私はメンジースより許してない)(私情やめて)
  • カニンガム(おかやまはじめ)・・・寮生(デヴェニッシュ)の叔父で、良心的兵役拒否者の作家。ベネットはカニンガムの説く理想主義的功利主義に魅了される。
  • マーティノ(劇中登場しない)・・・同性愛者。隣の寮のロビンズ(同じく登場しない、恐らく異性愛者)と性行為に及んでいるところを寮監に見つかったこと、更にロビンズに愛してると告げたところ気持ち悪いと拒否されたことをきっかけに首を吊って死んでいるところが見つかる。

 

アナカンの1番のテーマは「権力にも欲望にも、何にも傷つけられることがなかったベネットとジャッドの友情」だと個人的に思っています。

そんな二人の友情を考えるときに、劇中で度々語られる「孤独」と「偽善」について考えないといけないなと。

ベネットもジャッドも、それぞれに孤独を感じているようなことを吐露したり、メンジースに諭されたりします。

 

ベネットの孤独と自分を守るための挙動

ベネットは、「マスターベーションは飽きるし寂しい、皆誰かと一緒に居たいと思うんだ、俺の母親みたいにね」「俺だって誰からも好かれたい」と言い、ハーコート以外の誰に対しても恋愛感情を抱いていないにも関わらず、ジャッド(とスパンギン)以外の生徒たちとは体の関係に堕ちていて、少しミーハーな気配さえ感じるパリの英国大使になりたいと。

規則に抗い、おちゃらけて見せている一方で、自分のセクシャリティに対する周囲の目について終盤捲し立てるシーンを見て、おちゃらけもミーハーも、全て孤独な自分を守るために繕ってきたんだろうか、と想像して凄く苦しくなりました。

 

ジャッドの孤独と偽善への敵対心

ジャッドに対してメンジースは、「お前、孤独を感じているだろう」と、監督生になって権力を持てば、お前もこちら側の仲間だとでも言わんばかりに誘い、しかしメンジースが腹の底で考えている野望を感じ取っているジャッドは、メンジースが「友達」という言葉でカモフラージュしようとしたまさにその「偽善」に対して「こんな関係、果たして、友情と言えるのかな?」と言ってのける。(ほーんと、痺れる!!!)

ジャッドの台詞の中で偽善について触れているのは、

  • 「マーティノは偽善者じゃなかった」
  • 「偽善だ、偽善じゃない、嘘じゃない。そうやって考えている時点で半分そうなんだ」(うろ覚え)
  • 「偽善者!」

があったと思うのですが(抜け漏れありそう)、いかに権力者に好かれようとしたり、よく見せようとしたりする姿を嫌っていたかが伺え、それから、偽善と近からず遠からずだと思うのですが、ウォートンを諭すシーンの中でも、本来の自分と裏腹に権力に同調することを憐れむような姿が印象的でした。

そんなジャッドが信じられないことに監督生を引き受けようと思う、と言う場面、ここでも「お前が友情を利用しようとしているなら、俺はお前を許さない」と言っているように、彼の中では、権力に従って信念を曲げたというより、一人の親友の役に立つことをする、という信念を曲げなかったことになるのかなと都合のいい解釈をしています。

 

ベネットとジャッドがなぜよき友だったのか

ベネットとジャッドは、主義主張も目指す先も異なるのに、どうしてよき友だったのだろうと映画版を見ても舞台はじまった頃もあまり腑に落ちていなかったのですが、上記のように考えてみると、ベネットは決して権力者に従っているように見せかけることさえしてこなかったからなんだろうなと思いました。

だからこそ、メンジースたちからあのような仕打ちを受け、権力者たちがどれだけ狡く、賢く、弱きものを踏みつけながら登っていくのかを思い知ったベネットが、やけくそになって権力者たちに従っているように見せかけ、腹の底では自身の考えを持って騙くらかせば良いと、信念を曲げるようなことを言い始めたので、大きな声で「馬鹿なことを言うな!」と一蹴したのでしょうか。

(その意味で、正直ジャッドはファウラーのことはそんなに嫌いじゃなかったんじゃないかなと思っています。ルール16-Bであんなに詰めなくてもよかったのに……)

あれだけ繕っておちゃらけてきたベネット、最後のシーンはボロボロになって、しょんぼりしながら悩みを打ち明け、物凄い剣幕で怒ったり、前半は全く見せてこなかった表情を見せてくるので、初見はもちろん、その先もどんどん表現が進化するのでびっくりしていたのですが、ベネットもベネットでジャッドのことをすごく信頼していたからこそああいう表情を見せられたのでしょうね。

ベネットからセクシャリティに関して数々の突き刺さる重たい言葉を吐露されたジャッドは、明らかに親友の暗い悩みに寄り添って"共感"し、顔を歪め、暫くして立ち上がり、「闘え!誰かがそんな名前でお前を呼んだら、そいつを殴れ!」とメッセージを送る。共産主義は個人の感情に左右されないと言っていたのに………

そして、身体の関係にこそならなかった二人ですが、ジャッドはぴとっと、ベネットの隣に座って、まるでここにいるから安心しろとでも言うようで、一方のベネットもゆっくりと顔を上げて少し持ち直す。(まぁ、その後メンジースとデヴェニッシュがヅカヅカ入ってくるわけですが……)

ベネットは、カニンガムさんとまた会うときは特別な友人を連れていきたいと、暗に「特別な友人=愛している人」とハーコートを指して言っていましたが、きっとジャッドにとって、特別な友人(文字通りの意味)とはベネットだったのだろうと、あの最後の一連のシーンは本当に痛くて、綺麗で、大好きでした。

誰からも好かれたいと言ったベネットでしたが、こんな風に友情を言葉と態度で表現してくれる親友が一人いるならば。

ベネットとジャッドのその後は、映画版でわかってしまってはいるのですが、どうか運命が変わってほしいと願ってしまう程には二人の関係性が好き……というか、羨ましかったです。(これは完全にオタクの邪念ですが、和田くんと鈴木くんもきっと仲良しでいてほしい、この先も)

 

ところで、これを書きながらIMPACTorsのIsLAND TVがあがってしまったのですが、福岡大千穐楽の「地上の地上、本物の地上だ」の後の涙はジャッドとしての涙だったということで、灰になっています。

物語の冒頭、ジャッドはベネットに「お前はいつも統計学的で数学的、血が通ってない」と言われていたのに、そんなの嘘じゃん………(号泣)

(アナカンを通じて、鈴木くんのこともめちゃくちゃ好きになりました、虎者の頃の私に言ったらひっくり返ると思う、まじで)

結局、初日から適当なペースで大千穐楽まで見届けることになったのですが、ジャッドがあそこまで熱くなっていく様子を追いかけられて客としても良かったなと思いますし、ベネットの怒りの表現もどんどんリミッターが外れていって怖いほどでしたし、ほんと、こういう良い表現が生まれる刹那的瞬間を目撃するために私はエンタメオタクをやっているなと改めて思わされた舞台でした。

めちゃくちゃロスなので、座長殿が言っていたように、いつかきっと同じキャストの舞台が見られたらいいな。(クリケット企画でもオーケー)(クリケット企画ってなに?)

 

 

 

ここまで、アナザー・カントリーがいかに私の心を掴んで離さない舞台だったのかを述べてきたのですが、話は冒頭に戻って(笑)

グローブ座で和田くんは「二十歳になってしまった」としきりに言っていたけれど、演出家や共演者に聞きまくったり、日々最善を尽くして、そしてみんなにめちゃくちゃ愛されて、こんなに良い舞台の座長を勤め上げた二十歳ってそんなに多くないと思います。

私自身、和田くんの熱さをジャニエクで知ったおかげでアナザー・カントリーに出会うことができ、ベネットにもジャッドにも、色んな人と出会うことが出来て、凄く良い夏になりました。

 

二十歳の和田くんに出会えてよかった。

来週お誕生日を迎えるということで、ややフライング気味ですが、21歳の和田くんにも、きっとこんな熱くなれる瞬間が沢山訪れますように。アーメン。

 

 

 

 

HiHi JetsのSummer Paradiseで2007年にタイムスリップした

ご無沙汰しております。

本日は、HiHi JetsのSummer Paradiseが良すぎて、大野担出身の松倉担である私が爆速で作間龍斗さんの沼に落ちた話をさせて頂きます。(え〜!)

 

JUMPお兄たんのライブの感想とかはもっと腰を据えてゆっくり書けたのですが、ちょっと本業の都合で時間捻出が難しく、取り敢えず自分が忘れないように書き殴ったメモで恐縮です。

それでも絶対今の興奮を忘れないように書いておかなきゃと思うくらいマジで最高だったので………本当に………

(簡単に経緯ですが、私のJr.担の教祖にお願いして連れて行って頂いたHiパラがヤバすぎて速攻チケット探した。今日は2回目の参戦にして見納め。)⇒8/15追記: 結局我慢できなくて追加しました……

 

本題に入る前に……

1. まず、そもそも構成が好き!

 

今回のセトリ、ブロック分けはこんな感じ↓?

 

OPENING

  • だぁ〜くねすどらごん
  • $10
  • Lucky Man

〈挨拶とWAVE〉

 

夏ブロック

  • 青にDIVE
  • One and Only(橋本涼さんソロ)
  • FORM(髙橋優斗さんソロ)
  • Summer Breeze

 

クラブブロック

〈INST〉

  • MANTRA
  • baby gone

 

MC

 

浴衣エモブロック

  • 無邪気な時間は過ぎやすく→他の2曲は引けなかった
  • High Beat
  • りあらぶ

 

大野担を絶対に殺すブロック(他にネーミングなかったの?)

  • Black Cinderella(作間龍斗さんソロ)

 

かわいいブロック

  • ペットショップラブモーション
  • Prince Princess(井上瑞稀さんソロ)

 

シティボーイブロック

〈PIANO〉

  • Klaxon(猪狩蒼弥さんソロ)→後で特に触れないんですけど、去年の配信見てていいなと思っていたので見られてよかった!

 

宇宙に行ったHiHi Jetsブロック(TDCなのでつい………)

〈PIANO+INST〉

  • Make you wonder
  • HiHi Jets

〈挨拶〉

  • 駆ける

 

ENCORE

  • Telephone→そもそもTelephoneが聴けるコンサートの時点で優勝
  • Eyes of the future

 

………いや、構成良すぎ???楽しい、格好良い、カワイイ、飽きない!!!

 

  • だぁどらで盛り上げつつ、グッと有名曲(ラキメンが有名曲なのか知りませんが…)で引き込むこと
  • 夏ブロックにメンカラ青白のお二人のソロを持ってくること(賛成コン脳ですいません、でもなんとなくスッと入ってきてよかったです)
  • オリジナル曲のカラーが引き立つ流れを作ること
  • 演出面での挑戦
  • オタクが大好きなアドリブコーナー
  • この御時世を楽しく生かしたアンコールへの入り

 

……等々、書ききれませんが、全てお見事でした(唯一気になったのは白照明ガッと集めてシルエット抜きするシーンが少し多かったかな?と思ったことくらい、でも私もシルエット演出大好きなので全然良い←)。

 

あと半分余談ですが、私最初全然ベビゴンの良さがわかってなくて、ハピグルのパフォ動画と累計再生回数競ってた時期にトラジャ担になったもんだからなんなら超逆恨みで嫌いだったんですけど(最悪!!!)、派手な演出とビート強め曲からの流れで来たベビゴン、まじで最強だった………

やっぱ文脈変わると全然聴こえ方変わりますよね。新たな気持ちでベビゴンパフォ動画見ます……

 

 

2. 嵐コンの楽しさに近い

2-1. 構成が嵐コン

さて、1.で述べたこととも繋がるのですが、構成が嵐コンになんとなくですが近くて、個人的にはとても理解がしやすかったです。

  • OPの盛り上げ方(Lucky Manの存在)
  • 最初のブロックのエンド曲インストで挨拶
  • MCやペトラで思いっきりバカやること
  • 前半/後半ブロックの見せ場の作り方
  • 締めの挨拶

該当担の方が嵐に似てると言われてどう思われるか若干ヒヤヒヤなのですが、私は曲だけでなく、そこに至るまでの流れまで懐かしくて、初見でLucky Man爆泣きしちゃいました。(うっかり自前のフェイスシールド忘れてスマイルアップシールドつけることになり涙が拭けずアセアセ)

 

あと、構成じゃないですけど、だぁどらが初めて披露された頃にTLでAttack it!を彷彿とさせると流れてきたことがあったのですが、今回パワーアップして「Jump! Jump!」のノリが入ったことでより一層Attack it!み(とは?)を感じた。

(完全に余談ですが、11日夜台詞言うところでゆうぴが客に向かって「かわいいぞ、このやろー!」って言ったのがほーんとかわいすぎて心の中で「それ、こっちの台詞〜!」ってなった)

 

2-2. Timeコンを彷彿とさせる

だいぶこじつけで(おい)、Make You Wonder以降の衣装の色味にもかなり引っ張られてますけど、Time—コトバノチカラ—TDCホール公演のある世界線に迷い込んだかと思いました。

  • WAVE(そのまんまやないかい)
  • 黄色衣装でのMake You Wonderソロダンス繋ぎ(←めちゃくちゃ格好良かった)、「時代だ………」と思った
  • 8/15追記: 縦位置千手観音(Yes? No?)
  • 回替わり曲(これはHiHiでよくやられていることだと思いますが一応)
  • 最後に、08年以降嵐はドームツアーを回るようになり、自ずとショーアップしたコンサートをやるようになった印象が個人的にはあります。アリーナツアーが(Japonism Showを除き)最後になった07年Timeコンの、お祭り感?みたいなノリを少し感じたのも懐かしかった

ご参考まで↓(本編はドームだけど、特典DISCが横アリだったはず)

 

こう、節々に懐かしさを感じたHiパラ、初見で入った8/11夜公演のガリさんの挨拶で、

「皆さんが送ってくれる風は、基本的には追い風です」

と仰っていて。Timeコンのあった2007年、嵐デビュー8年目初めてドームコンARASHI AROUND ASIA in Domeで潤くんが

「嵐という漢字、山に風と書きます。その内の山は僕らがこれから超えて行く山だと思います。そして風、風はみんなだと思います。俺らが辛くても何とかして超えなきゃならない山を見付けた時にみんなが風を吹いてくれて俺らを楽に飛ばしてくれる、楽に乗り越えさせてくれる。(略)」

と仰っていたのを思い出さざるを得ず。今まさに代々木で初めてアリーナクラスでのライブができるとMCで一生懸命宣伝していた皆さんを見て、なんか勝手にエモくなってしまいました。

こちらもご参考↓

 

 

3. 大野担を絶対に殺す作間龍斗さん

ほんとすぐ主語デカくするのやめな〜?って感じなんですが、まじ、瞬殺されました。怖すぎます作間龍斗さん。

  • $10→Lucky Manのロッキンをさらりと踊る&でも決めるとこ決まってる感じ(既視感)
  • Black Cinderella他ニュアンスっぽいところで周囲の空気の粘度が少し高く見える瞬間がある(既視感)
  • ソロ曲のハケ、セットの真ん中からスモーク炊いてシルエット抜きで後ろ姿で去る(既視感)
  • ファンサのさばき方(既視感)

 

「これ、大野さんで見た」(進研ゼミ?)の連続で、親近感感じまくり。そりゃそうだよ……尊先大野さんだもの……私、もっと早く気づきたかったね………

 

↑の時点で沼の縁にいた私、無事に作間龍斗さんの沼に突き落とされたわけなんですが、

  • ニコニコアイコンタクトしながら踊っていた(楽しそうに踊る人が好き)
  • Summer Breezeのローラーがあまりに優雅で、泳いでるみたいだな〜って思った
  • 8/15追記: あと、センターで踊るところの腕のつけ方がマジで好き
  • Black Cinderella……(ダイイングメッセージ)
  • というかBlack Cinderellaの衣装なんなの???こんなん嫌いなオタクいる???
  • 基本さらりと踊るのに、Make You Wonderとかではアクセント強めで踊っているところを目撃、水陸両用で平伏しました
  • 8/15追記: 駆けるのサビ前、手を挙げる時にストップかけるところ
  • 8/15追記: Telephoneの低音

というわけで、もうダメだ〜〜〜(泣)(泣)(泣)となってしまいました。

 

初見終わった後の私↓(我ながら元気がいいな)

 

今日見終わった後の私↓

 

 

4. まとめ

ほんとに雑多な感想ブログになっちゃって恥ずかしいのでド深夜に投稿するのですが、Travis Japanも応援している中、もう沼(特にJr.)は増やさないぞ!!!なんて思っていた私、いとも容易く負けてしまいましたね……

まぁなんていうか、「しょうがないじゃん、好きになっちゃったんだから」ということだと思います。(浮気女の言う台詞)(作間龍斗さん未成年と聞いて本当に驚いてしまいましたが……)

 

初見の後、凄い勢いではしゃぎすぎて、「寂しいです」的なマシュマロ頂いて爆笑しちゃったんですけど、既存のフォロワーさんにおかれましては、これから更に雑多な趣味垢になりますがご容赦くださいませ………

 

少しずつお勉強しながら、代々木に備えて参りたく。(アンジュ勉強中の私的にも「五騎当千」はそそるものがある)

オススメとかあればどんどこマシュマロに投稿頂けたらとっても嬉しいです!!!

 

ここまで読んでくださった方(いるのか?)ありがとうございました!

 

 

 

 

 

時をかける少年~未来の君へ、願いをこめて~

どうも。みなさんお元気ですか?

 

。。。

本当にお元気でしょうか?と聞きたくなるご時世ですが、本ブログを読んでくださっている皆様が健康に過ごされていることを祈りつつ、とは言え連日最高なトラパラ2020が投下されて、ある意味瀕死みたいな感じかも知れませんが。。。皆さんお大事に。。。(因みに当方はStreet Bluesのせいで瀕死です☆)

 

さて、本日は以下のお題でブログを書きたいと思います。

 

まちゅパラの時間軸が凄すぎる件

 

はい。

結構公演の間とかTL遡ってても、元々の曲が持っていた意味に物語が重なって凄いみたいな話だったり、色々松倉天才的なツイが同担他担問わず流れてきて、自分が褒められているような気持ちになってニマニマさせて頂いておりました。

中でも、各曲の中に流れる時間に着目し、あのー、自担が天才すぎて困るのですが。。。?という話を綴りたいと思います。

 

非常に暑苦しいですが、お付き合い頂ければ幸いです(幸)

 

 

 

まず、全体のセトリの中で、ブロックは以下のように分かれるのではないかと考えました。

(※当たり前ですが、私は消費者側の人間なので正解はわかりません!ぜひ皆さんの解釈も教えてください!!)

 

1. 現在③:夢に向かって

 LIFE~目の前の向こうへ~

 自分のために

 

【映像①:僕の夢は・・・】

 

2. 夢:憧れのDream Stage

 夢のHollywood

 Secret Code

 Street Blues

 

3. 現在①:現実の俺の日常は

 pure

 

【映像②:夢に挫折や葛藤はつきものだ】

 

4. 現在①:挫折・葛藤・孤独

 イントロ、挫折・葛藤の心情コンテ

 Panic Disorder

 

【映像③:彼は乗り越えられる】

 

5. 現在②:進む道中(+お楽しみコーナー)

  NEVER LAND

  (小MC)

 パラダイス銀河

 ジェットコースター・ロマンス

 Ho! サマー

  (小MC)

 

7. 現在②:一緒に進む仲間・原点・指針

 Kis-My-Calling!

 (大MC)

 秘密

 (小MC)

 手と手

 街

 

【映像④:巻き戻る時計】

 

8. 現在② or 2017年11月19日:未来からやってきた光の使者・松倉海斗

 Time

 Finally Over

 

【映像⑤:ストーリーテラーの正体は】

 

9.  現在③:未来へ歩き出す

 星をめざして

 

10. 現在③:最高の今日を更新していくということ

 エナジーソング~絶好調超!!!!~

 Summer Paradise

 (少年忍者紹介・小MC)

 

11. 現在③:未来のTravis Japanへ

 Together Now

 

 

。。。これだけ見ても、どゆこと??だと思うので、100億年ぶりにイラレで簡単に時系列グラフをつくってみました。はい、どん! 

 

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それでは細かい考察にいってみよー!☆(CVトラパラ2019松倉)

 

 

1. まちゅパラに存在する5つの時制

 

基本的に、歌詞って曲の中で完結するものなので、日本語における過去・現在・未来の3時制で説明できると思うのですが(と言いつつ現代文苦手だったので適宜ちげーよって言ってくださいwあと嵐のStill...とか物語こねくり回してるやつはその限りでない)、まちゅパラの場合、様々な楽曲の世界観が繋がることにより、ここで言う「現在」がお話の流れ上3つ程あるところがミソだなぁと感じています。

 

(1)現在①:夢を思い描きながら挫折・葛藤・孤独を感じる今

(2)現在②:挫折・葛藤も抱えながら、仲間と歩み出した今

(3)現在③:未来の自分と話して(?)強くなった今

 

正直①②③は物語の進行と並行して時間が過ぎているように感じますし、例えば①を過去と置いてしまうことも考えられますが、この3つの「現在」は完全に分けられるものでもないような気もしているので、敢えて「現在」という言い方にしてみました。

 

 

(1)現在①:夢を思い描きながら挫折・葛藤・孤独を感じる今

 

しょっぱなから解釈割れそうな予感がするのですが、恐らく、夢ハリ~Street Bluesの骨抜きジャズブロックは、映像①で「僕の夢は・・・」と語った後から始まるので、現在の松倉くんが思い描く夢を表現しているのではないかと思うのです。

 

そう感じた理由の一つは、同ブロックがあまりに、松倉くん自身の夢である、ディナーショーのような、大人っぽくて、少し気合の入ったパーティードレスを着て、奮発してヘアセットやメイクもしてもらって、臨みたいような最高のショーだったから。

(本題から逸れますけど、ジャズブロックまじでエグよかったですよね。。。トロけちゃう程に夢中だよ。。。)

 

その上で、わざわざステージから降りて、劇場のバックヤードのような隅っこで帽子を外し、pureを歌う場面は、その夢を思い描く、でもまだ叶えられていない、「今」なのではないかと感じました。

 

pureで描かれる世界は、「明日も笑顔でいれるさ」という詞で表現されている通り、愛をもって今日を過ごすことが、明日の笑顔に繋がるということで、実はこの物語を通して表現されていることの片鱗が伺えると思うのですが、それは後で戻ってきて触れます。

 

そして、映像②で夢を追うには挫折や葛藤もつきものだとなぞられる通り、自身の感じてきた、挫折・葛藤・そして、孤独がコンテとPanic Disorderで表現される。

 

Panic Disorderでは、「愛とは何か?」「孤独は自由なのか」という非常に重いテーマがあり、その藻掻く暗い感情を鬼才・織山くんに表現して貰いながら、背後から落ちるピンスポットの「光」を掴もうする、でも、握ったその手の中に光はない。。。

ここで現在①パートが終わります。

 

 

(2)現在②:挫折・葛藤も抱えながら、仲間と歩み出した今

 

Panic Disorderでラスト、松倉くんが倒れた部分にサスが落ち、その周りを忍者ちゃんが囲むところから始まるNEVER LAND。

歌詞の内容を見ていくと、「孤独を掻き消すように」と言っていて、Panic Disorderで飲み込まれてしまう孤独を前に仲間といざ歩みださんとする強く前向きな意志を感じました。

(しかも「時空のドアを叩け」っていうのが良いですよね。。。)

 

若干余談ですが、この松倉くんの心情を忍者ちゃんが表現してくれるというのがとってもとっても舞台っぽくて、素晴らしいなと。画面の前でスタオベしましたね。。。

 

 

この後のトンチキコーナーは物語と分けて考えた方がいいかなーと最初思ってたんですけど、なんか。。。ワンピースっぽくないですか?(笑)

昨夏のMC以来松倉くんって週刊少年JUMPの主人公だよなって思ってきたんですけど(は?)、少年漫画って真面目なストーリーの主線と並行してお楽しみシーンも描かれるものじゃないですか。完全にそれ。

 

「仲間」「青春」

 

松倉海斗、週刊少年JUMPやん。。。(なんかめっちゃカメハメ波してくるし)(楽しそうでよかったよ)

そう考えると秘密や街なんかも回想シーンみたいでいいですよね。原点と信条を描いた回。

(8/12追記:週間ジョンでの会見より、手と手は物語と別の番外編と仰っているので、やっぱ分けて考えたほうがいいよなーとも思う)

 

続いて現在③の話をする前に、未来から来た松倉くんの話をします。

 

 

 

2. 未来の松倉くんが会話しているのは、誰なのか

 

「現在」の物語が進行していった末にネタバラシされる、ストーリーテラーの正体。

それを知った上で見ると、映像④で巻き戻る時計は、「未来」の松倉くんが時間を戻し、どこかの時点の「you」にメッセージを残しているように思えます。

 

その前提でTimeを聴くと、「I won't let you cry」の「I」とは、黒衣装を纏った未来の松倉くん。

それでは、「you」とはいつ時点の誰なのでしょうか?

 

2つ考えられると思っていて、「現在②」時点の松倉くんかなぁとも思えますが、これは超々深読みであるという前提で、「2017年11月19日」のTravis Japanなのではないかとどうしても考えてしまう自分がいます。

 

Finally Overの歌詞、「夢を共に叶える5 people

エビの曲をそのまま歌ってるだけでしょ?と言えばその通りなのですが、後でエナジーソングでは嵐を表す「この5人と」をわざわざ「トラジャと」と言い換えているので、もしかすると、ここでは意図的に「5」を残したのかな?とか。。。

すると虎者2幕、VOLCANO前のあのシーンが思い浮かんでしまって。

 

話は戻ってTimeの詞ですが、「臆病で閉ざされた心は」。

臆病で敏感なところがある、と自己評価されていた当時の松倉くんの性格を表現しているようで(ちゃかまるも併せて参照)。

 

あの時から 今までの自分が変わって」と言っている、「あの時」はやっぱり加入当時のことなんじゃないかなと思えて仕方がありません。

 

そして「これからどんな事があってもずっと気持ちはなれないよ」「I'll believe you」、未来の松倉くんは、加入して新たな世界に飛び込んだ松松、そしてTravis Japanのことを、信じる、と。。。

 

深読みを更に加速させますが←

 

愛を受け止めるも 人を愛するになると 君は教えてくれた だから I'll believe

 

如恵留くんがのえぱらオーラスで言ってくれていた自担評にも繋がって勝手な解釈でまた泣いてしまったのですが、松倉くんはやりたいことがはっきりしてる方だと思っていて、でもそれが実現できているのは、いいじゃん!と言ってくれるメンバーがいるからこそで。

トラパラ2019でも同じことを思っていて、虎者のハピグルがまさにそれを表現していて、これもめっちゃ良い演出だなと思っていたのですが、今度はそれを松倉くん自身で愛を受け止めて、愛してもらっていると表現しているように聞こえるのがすっごいなと。。。

 

新しい世界へ歩いて行くんだ ずっとずっと一緒に

 

Timeってこんな曲だったっけ?というのも含め、解釈し甲斐のあるストーリーを持ち込んだ自担が天才すぎる。。。

 

これも微妙に脱線しますが、当方KinKi担10年目にも関わらず、「愛の温もり」なんて、ザ・松倉みたいな詞がこの曲に入っていることにほぼ初めて気付きましたし、Timeがこんなに前向きな曲と思って聴いたことがなかったので、吃驚しちゃいました。しゅごい。

 

 

 

3. 最高の今日を更新していくことが未来へと繋がる

 

ここで「現在③」に話は帰ってきますが、映像⑤のネタバラシをもって星をめざしての松倉くんは自信をもって羽ばたく今に戻ってきています。

 

その上で続くエナジーソングですが、パッションモンスターの松倉くんが「ここまで色んな事あった。」「もう何もかも忘れて皆で騒げば今日はいい日だ。」を、1年前あんなことがあった8月8日に歌うのがもう、もう。。。

 

そして極め付きは最後の詞、「それじゃ、また明日。

 

「明日」

 

ここで最初に歌った2曲に戻ってみましょう。

 

明日の自分を準備して」(LIFE)

走れ!走れ!明日のために!」「響け!響け!未来のために!」(自分のために)

 

実は、冒頭の気持ちよさそうに、力強く、明日・未来への願いを込めて歌うあの松倉くんは、既にストーリーテラー(未来の松倉くん)と会話し、前を向いて歩み出した松倉くんだったのだな、と。

 

 

そしてみんな大好きサマパララで歌われるのも、「今日という日は ね、この夏は 一度きりだよ」。

 

オーラスのコメントでもあったように、想い出は更新されるもので、昨日より今日、今日より明日と、「最高な今日」を更新してゆくことがゆくゆくは大きな夢に繋がってゆく。

そんな、真摯で、前向きで、pureなメッセージを受け取って、松倉くんのこと、好きになって本当に良かったなぁとボロボロ泣いてしまいました。

 

 

pureと言えば、先述した通り「明日も笑顔でいれるさ」と既に明日への願いを込めて歌ってはいるんですよね。

でも、マイナーな音と相まって、まだあまり自信がなさそうに見えたのが、最終的にあんなにキラキラ笑顔になっている。よく出来ている。。。

(最後これも妄想ですが、織山くんが「明日も頑張って!」と仰ったの、どのくらい意識されているかわからないのですが、なんか凄いなと思っちゃいました。)

 

 

 

4. 現在の松倉くんから未来のTravis Japanへ

 

最後にやってくる、Together Now。

これはストーリーが終わって、素の松倉くんと言えばそうなのですが、詞がまちゅパラの一環のように聴こえたので、備忘までに。

 

負けそうな時は 今日という日を思い出して

 

未来の松倉くんに信じてるぜと言ってもらった松倉くんですが、今度は反対に、この先どんなことがあっても、最高の今日を思い出してくれよなと返すわけですよ。

今に正直に、未来の自分に恥じぬ自分を生きる。終わりまで美しい。。。

 

 

 

5. 未来の君へ、願いをこめて

 

 さて、のえまるも吃驚な長文を書き連ねてしまいましたが、好きになった自担が超大天才パフォーマーでありながら名脚本家でもあると知って黙ってられるわけがなかったのでw爆速で乱文を書き殴ってしまいました。

 

オタク人生って不思議なもので、全く別のところで好きになった推し同士が思わぬところで繋がったりしますが。

フィナーレに「絶好調超」という、いなくなる最愛の自担の造語(超の位置w)を選んでくれたこと、その言葉がまちゅパラの世界観で松倉くんとTravis Japanの背中を押してくれそうなことが、勝手に嬉しくて、万物流転みたいな創大な気持ちになって参りました。。。(?)

 

 

私はTravis Japanでは松倉担しかしたことがないので、目は2つしかない中で松倉くんしか普段のパフォーマンスをきっちり追えていないと思う、という上でですが、松倉くんっていつも板の上での目線が高いのが素敵だなぁと思っていて、松倉担をやっていると、梅芸の3階席も突然SS席になったりするのです。

 

以前私をJr.担の道に引き入れた教祖(笑)(そろそろアカウントばれそう)をオースティン公演に連行した際に、「まつくは視線がよく見える」と言って頂いたこともありました。

 

松倉くんのあの北斗七星を見つめるような強い眼差しは、きっとこの先もTravis Japanという最強チームにとっての光となってくれるのだろうと思えた、そんな素晴らしく松倉くんらしい、スーパーポジティヴなまちゅパラでした。

 

 

呆れる程に好きにさせてくれる、松倉くんと出会えて本当に良かった。

いつも気持ちを言葉にしてくれて、ありがとう。

貴方とその仲間と、これからもずっと、歩み続けたい。

 

それじゃ、また明日。

(宮近担各位、ガ・ン・バ・レ☆)

魔法にかけられて〜JUMP未履修のオタクが見たPARADEが最高だった話〜

JUMPおにーたん、JUMP担の皆さま、PARADEオーラスおめでとうございます!!!

 

しめちゃんによる名古屋公演に関する匂わせインスタの通知を、飲み会の合間に見た時は大分絶望しましたがw、なんとか日頃お世話になっている方や初対面にも関わらずとても優しくして頂いたJUMP担の方のおかげで無事PARADEに参加することができました。

連番頂いた皆様、また当日会って感動を共有させて頂いた皆様、本当にありがとうございました。

 

 

さて、今回はJUMPを一切経由していない、嵐出身、KinKi Kids育ちのTravis Japan/松倉担の私が前情報なしで見たPARADEが個人的に凄く凄く面白いコンサートだったという話をします。

どうしても自担出演部分は自担ロックオンになりがちだったので全部は見切れていないと思いますが、その辺はご愛嬌ということで…

 

1.ファンタジーと和の世界観

2.子供も大人も楽しめる幅の広さと音楽性

の話をします。 

 

 

1.ファンタジーと和の世界観

 

1-1 ファンタジーの世界観

 

あくまで他担の独り言なのでちげーよって思ったら該当担の方スル―してほしいのですが、JUMPおにーたんの強みってやっぱりファンタジー要素で、顔がいい8人の王子様集団だと思っており。(というか私的初日にイントロ映像見てて思った)

 

まず、OPのホーンテッドマンション(と勝手に呼んでいる)から始まるあのディズニーっぽい世界観が凄く好きでした。

映像、お屋敷に招き入れるイントロダクション&顔が良い執事?王子様?の表と裏の顔を見せてコンサートテーマを一気に伝えてるのがめちゃいいなーって思いました!

トラジャ担的には、ゾンビの松倉くんはEndless SHOCKのDoAを彷彿とさせて非常に胸アツでした…ありがとうおにーたん…

 

ファンタジー演出で好きだったところは数えきれませんが、

・光一さん肝入りの素明かりNG、客入れから始まっている見回りJr.によるお屋敷演出

・スタタイ前に一気に会場をお城にするライトアップ+顔が良い8人の王子

・OPと同じ衣装を着たJr.によるEDのパレード+トラの星ステッキによる「パレードは終わらない」、余韻を残し夢の世界をクローズする演出

 がとても印象に残っています。やっぱりアイドルは夢売ってなんぼですよね…

 

 

1-2 和の世界観

 

続いて和の部分ですが、おにーたんのファンタジー要素に次ぐ強みって既存楽曲にも何気なく受け継がれている和テイスト部分にもちょっとあるのかなぁなんて思いました。

(以下SUMMARYや先日の台湾公演も未履修の他担の感想ですので優しい目で宜しくお願いします)

 

ぷぅのうたから続くお楽しみコーナー、はな壱もんめ→我I→スパデリが凄いと思った話なんですけど。

定番曲(ですよね?)我Iのメロでいきなり和音階入るじゃないですか。その後のスパデリの何とも言えぬ歌謡曲風味が絶妙に繋がりよく聴けたのが面白かったです!

多分、はな壱もんめという今回の新曲を我Iの前に持ってきて流れを作ったからこそスパデリの(個人的に)新しい聴き方が出来たのかなーなんて思ったり。

 

後は後半の和ブロックでお城のステンドグラス部分の映像を変える+両脇のスクリーンに丸窓を映すだけでこんなに世界観がらっと変えられるんだ!とめちゃ勉強になりました。

 

 

2.子供も大人も楽しめる幅の広さと音楽性

 

2-1 子供も楽しめる

 

そもそもPARADEと聞いた時に、私が初めて参戦したジャニーズのコンサートである、2008年嵐のDream"A"live中のDream-A-Paradeを思い出しまして。

 

これまさかの円盤化されていないのでほぼ資料映像を見る方法がないのですが、トンチキ衣装(にのはやたらひまわり貼り付けられた真緑の衣装、翔さんに至ってはエリマキトカゲになっていた…)を着てディズニーも吃驚なテーマパーク仕様のフロートで外周を回るというもので。

 

このDream-A-Paradeに就いて、嵐コンのチーフディレクターである松本潤さんは子供も楽しめるように、というようなことを当時仰っていたんですね。

参戦した当時中学生だった私は、とは言えなんなんだ…とぶっちゃけ思っていたのですが()やはり若い世代というか、子供を大切にするというのはジャニ―イズムの根幹だよなと大人になった今は強く思うので…

 

該当担内でどういう風に思われているかとかわからないのですが、私は上記の通り子供に夢を与えるジャニーズ事務所であり続けてほしいと思っているので、今回のお楽しみコーナーを見てなんだか凄く安心しました。

(あとKinKi担的には光一さんの楽しそうなウルぷぅが聴けて嬉しかったです。階段落ちの映像まで作っていただいて…多謝…)

 

 

2-2 音楽性の高さと最高だったクラブブロック

 

JUMP曲ちゃんと履修して来なかった過去の自分をめちゃくちゃ呪いましたね、良曲揃いで驚きました………

 

まず、私ファンファーレが死ぬほど好きなんですけど、スタタイみたいな綺麗な楽曲(UMPカップリングと聞いて驚きました)と繋げるとピアノのイントロが一層映えて最高だった。

(今年のトラパラでは絶対にファンファーレやって欲しいし、「忘れられないよ」はガチャで、宮近くんを引いて沸きたい(松倉担))

 

スタタイ→ファンファーレと同じくらいギミラ→Last Danceも大好きなんですけど、ああいう儚さ?「消えゆく今の煌めき」みたいなのって凄くグッとくるじゃないですか…

綺麗な男の子たちの演じる儚い世界観というものも私がジャニーズからなくなって欲しくないと強く強く願う要素でしたので、やけに感動してしまい…毎公演とても楽しく拝見させて頂きました。

(松倉担的には、あんなにオイシイソロを頂けて感謝感謝です…)

 

 

ミラクルワンダーマジック→獣と薔薇は曲が強い上に演出も強くて大好きでした。

Travis JapanのSummer Paradise 2019のミスヴァ(と嵐5×20の大野智メインコーナー)を彷彿とさせるレーザー演出、痺れますね…

メンバーの持っている光源で会場を照らす、みたいな極めてアナログな演出が個人的に好きで、そういう生身の推しの動きと融合した演出がたまりませんでした。

 

あとこれは余談ですけど、回転する(You回っちゃいなよ?)新兵器まじ凄いなって思ってw

名古屋でどよめく会場を見て、あー、Oneで初めてムビステが動いた時ってこんな感じだったのかなーって勝手にエモかった。

 

 

で!で!!!この後が書きたくて私は今回のブログ書いてるんですけどw

 

Vampire(チョーカーっていいよね←)で空気を変えてから入る、

Ride with me~BANGER NIGHTのクラブブロックが天才だった!!!

 

まずみんな大好きBANGER NIGHTまでテンションを上げていく既存楽曲の組合せが花丸でしたし、Entertainment天才じゃなかったですか???(私的初日からオーラスまでほぼEntertainment最高botになっていた)

ああいう何気ない音楽性重視のカップリングをセトリに入れてくるセンスよ。脱帽でした…

 

上記の通り私はおにーたんのこと、優等生王子様集団だと思っていたので、あんなバチクソかっこいいクラブ空間作り出してるのを見てめちゃくちゃいい意味で期待を裏切られたし、カッケエエエエエエエエエって毎回心の中で叫んでました。

顔のいい男たちがいい音で踊りまくるだけでこんなに興奮できるんだ?!って自分でも吃驚しました。ハイ………

(そしてそんなクッソかっけえクラブシーンのバックにトラをつけてくださって、一生感謝案件です…おかげで「Travis Japanがクラブにいたら」を見ることができてダンス厨の私の夢が思わぬところで一つ叶いました…)

 

 

あと余談ですが、バンガナイの変態照明(笑)はきっと光一さんの指導入っていると思うのですが、めちゃくちゃかっこよかったです。

今もセトリで聴くと赤白のムービングライトが脳内をドーム空間にしてくれる。

 

 

 

さて、なんの前知識もなく参戦したPARADEが想像の何倍も楽しかったことを勢いで書いてしまいました。

アンコール等々、知ってる曲もめちゃくちゃあって、あぁ、ドラマで使われるってやっぱり大きいことなんだなー、いつかトラジャもドラマ主題歌担当したりしたら嬉しいなぁなんてぼんやり思ったりもして。

 

このタイミングでバックつかせて頂いて、きっとトラジャも楽しかっただろうし、勉強になっただろうと思いましたし、何よりMCでやりたい放題大暴れしていた我軍をめちゃくちゃ面白くして頂いて(特にだぁくんこと山田くん、薮くん、知念ちゃん、そして高木アニキには足を向けて寝られない)、本当に感謝でした…(笑)

 

優等生だと思っていたJUMPおにーたんのイケイケ音楽センスを知ることができてよかったし、松倉担としても、大好きな自担の「かわいい」も「かっこいい」も「儚い」も「怖い(←)」も全部見ることができて、感無量でした。

 

きっとまた今年末のツアーも見たいと思いました。Muah Muah買います!!!

JUMPおにーたん、JUMP担の皆さん、この度は素敵な機会をありがとうございました。

 

JUMP関係者の皆々様に幸あれ!(蘇る元日の大暴れ元太)

Travis Japanと過ごした11月〜虎者二幕こそ温かい家族の物語だった話〜

Travis Japan初主演舞台・虎者NINJAPAN、ついに本日大千穐楽!おめでとうございます。

 

5/26のたまアリで、5月ののえまるの予告通り、初主演舞台にオランジーナCMにと、嬉しい発表がいくつもなされ、人の幸せでこんなに泣けるものなんだと思うくらい泣いて喜んだあの日から早半年。

あんなに楽しみにしていたオースティンも虎者もあっという間に終わっていて、マジで気付いたら死んでるんじゃないか?(オタクはいつだって大袈裟)というくらい時の流れが早いなと思う中で、最初で最後の「初」主演舞台の思い出は今しか感じられない特別なものだと思うので、めちゃくちゃ長い独り言のような感想を、「最初の気持ち忘れないように」記念に書き残します。

 

①Travis Japanはパフォーマンスで戦うヒーローだと思った話

②虎者二幕こそTravis Japanの温かい家族の物語だと思った話

をします。

 

 

1. Travis Japanはパフォーマンスで戦うヒーローだと思った話

 

SHOCK2019の感想ブログで書きましたが、今年9月の連休に有給くっつけて怒涛の観劇5daysという夢のような夏休みを送り、その初日に履修したのが屋良くんのCIRCUSでした。

虎者一幕の演出がひじょーーーーーにCIRCUSを彷彿とさせるものだったということもあって、CIRCUSの話を少しすると、あの舞台は登場人物が皆めちゃ踊れる強いパフォーマーで、まさにパフォーマンスを武器にして戦う大人のヒーローショーという印象でした。

 

虎者に関して、私は寧ろ二幕に、この「パフォーマンスを武器にして戦うヒーロー」みを感じたのです。

 

 

1-1. チケ代の元が取れる夢ハリ⇒ハピグルの間

 

まずそもそも、

皆めっちゃダンスがうまい。

(ワンピースだったら背景にでっかい字で、どーん!!!って書かれてる)

 

寝ぼけてんのか?って感じですけど、集団で魅せることにすっごくすっごく執着してきた様に見えていた彼らが、あんなにソロでカマせる人たちだとは正直思っていなかったので、結構吃驚しました………

 

多分、ROT見てると屋良くんの言葉もそうですけど、個人的にはオースティンのダンサーさんを見たことも凄く大きかったんじゃないかなーなんて思っており。

(体格差とかじゃなくて)表現デカくて、個性もちゃんとあるのに、とっても揃って見えて(以前サマパラブログで書いたグルーブ感というか)、当然ソロもカマせて…あれは本当に本当に良い縁だったなぁと改めて思った次第。オーちゃん一生感謝…

 

 

さて、話戻りますが、元太からスタートするソロ繋ぎ、最高すぎてまじで夢かと思ったのですが。

順番にステージの色んなところから登場して、一発ソロムーヴをお見舞い、そして、バトンを渡すかのようにポイントして魂をステージ後方に投げる、帽子を被せる、DJ台になる(笑)………視線を交わす。

 

彼らはこうやって、一人一人武器を持ちつつ、助け合いながら、繋ぎながら、7人でショービジネスの世界を戦っているんだなぁと思ったらたまらない気持ちになって。

 

そして、私が何よりここで泣けた理由が、話は遡って夏、みんなで夜通し死ぬほど見た(笑)、懐かしい思い出の詰まったNamidaの結晶MV。

www.youtube.com

 

この2サビがオーディションで閑也センターになったという経緯を聞いて、こういう実力主義ジャパンシリーズ続けばいいなと思ったのですが、というのも私には野望があって。

それぞれに得意なダンスのジャンルが異なるTravis Japanさんですから、きっと曲ごとにセンターが変わって、それこそ「誰もがセンターを張れるグループ」、誰が中心になっても戦えるグループになるんじゃないかって思っていたからなのですが。

 

勘違いしてほしくないのは、決してセンターを固定にするなという意図ではないです。

勿論宮近くんの圧倒的主役力は十分すぎるほどわかっていますし、宮近くんがセンターに来たときは毎度「ィヨッッッ!!!待ってましたッッッ!!!」と脳内で叫んでる(笑)

(主役力と言えばCIRCUSの屋良くん演じるケントですが、CIRCUSでメンカラのライトがケントに集まるところ、ケントが宮近くんに見えて仕方なかった…)

 

そういうわけで俺たちのセンター・宮近くんが満を持してセンターを張るなら…と考えた時に、やっぱりガチLock振りがいいよなーなんて勝手に思っていたんですね。(Lock=嵐クレムンやLucky Manのジャンル)

トラジャ担でさえなかった昨年、ハピグルの定点動画を見たときから、Lockは宮近くんが一番上手だなと思っていたから…

 

ソロ繋ぎの終盤、宮近くんトップのV字形になって踊りだした時。

何度も何度も妄想した最高の光景以上の最高が目の前で展開されていて、気付いたら泣いていた…

 

やっぱりメンカラ赤、は宮近くんなんだよな~~~なんて改めて思うような光景でしたし、我らが「切り込み隊長」をメンバーが 支えて援護射撃するような陣形が非常に胸アツでした…

 

あとは、しめちゃんがかっわいい顔で指ハートして会場が沸いた直後にふと腕の筋肉を見て、あー、戦隊もののメンカラピンクでありながら春野サクラじゃん…と思ったし(は?)、元太がウィンドミル(地球を回すやつ)回り出した時も、(たまたまウィンドできたのが元太だったって話なんだろうけど)ヒーローものの隠し玉が最年少みたいな設定?!と勝手に高まってしまいました。

 

夢ハリ⇒ハピグルの繋ぎ素晴らしすぎて、あ、今回の公演ここにチケ代払ったわ。と思った、というお話でした。

 

 

1-2. 救世主松松が駆けつけるVOLCANO

 

トラジャ加入から1年以上経って松倉担になった人間が書くべきことではないと重々承知しつつも、そう思わざるを得なかった演出…

 

アラートのような心拍数の上がる音が鳴り響く中、何かに追われながら、惑いながら、戦うような素振りのオリジナルメンバーのみんな。

追われているもの、それは、オリメンのみんなが背負ってきた重圧なのか、焦りなのか…

 

そんな中、客席から走って駆け付けるのが、松松なんですよね。

 

11月19日、松松加入から2年。

古の松松担の方や古のトラジャオリメン担の皆様の、エモすぎる加入当時の気持ちや、今どれだけ松松に感謝しているか、という想いを込めたツイートをいくつも拝見して、ああ、松松がトラジャに入ってくれて、良かったなぁと思っていたタイミングでもあり。

 

客席の立ち止まりで、あまりに凛とした表情で、目線を高く、堂々と立つ二人の青年の姿に、「救世主・松松」を見たような気がしてしまったのです。

 だって、ヒーローは遅れて登場する、がセオリーでしょ? 非常によく出来ている………

 

 

(1-3. トラジャの千年メドレーで成仏させてもらった大野担人格)

 

これ完全に個人的な話なので括弧つきの余談なんですけど(千年メドレーの感想を余談にするなって話ですが)。

 

虎者のセトリを見て、「千年メドレー」の文字を見た時、あまりに歴史上の出来事すぎて、妄想することさえもなかったその曲をトラジャがやってくれるだなんて…ってぶっ倒れるかと思った。

 

何故なら、私は嵐・大野智出のジャニオタだから。

大野さんがデビュー前、高校やめて親元離れて、時には泣きながら、毎日何公演もこなしてきたという、あのKYO TO KYOで披露された曲だから。

 

私、大野さんというMA出身(1/2追記:ではないけど、大町コンビというものがあったほどMAと交流の深かった)ザ・舞台班代表みたいな人応援してきた筈なのに、実は大野さんの舞台を見たことがないのです。

FC入ったのが08年春で、丁度最後の舞台アマツカゼの応募期間が終わった後だったと記憶しています…(しかも青山劇場の舞台なんですよね~~~(白目))

 

そんな、バチバチの大野担でありながら、一生大野担半人前みたいな私が、今秋、Travis Japanのお陰で、同じ京都という場所で、千年メドレーを観ることができました。圧倒的感謝…

 

曲中の感想も死ぬほどあるのですが、既に文字数凄いので()今回は割愛。

ただ、照明背負って飛び出してくる川島如恵留さんの、一瞬で会場の空気を変える凄まじいオーラは東山さんだ…と思ったし、閑也の踊りに大野智を感じている私にとって、如恵留くんをしめしずで挟んで踊ることがあまりにも、あまりにも特別で…

 

勿論、代わりにはならないってわかっていますが、1/27から毎日大野さんの舞台を見られなかったことをグルグル後悔し続けていた私の大野担人格が、無事に成仏されたような気がしました。

1/27、失意の底に居た私を元気にしてくれたTravis Japanは、やっぱり私の心を救ってくれるヒーローでした。

 

 

 

2. 虎者二幕こそTravis Japanの温かい家族の物語だと思った話 

 

エンディングのナレーション、全員共通の台詞部分、「虎者NINJAPANは、悲しい家族の物語ですが」。

「悲しい家族の物語ですが」、これは当然一幕のことを指しているものと思いますが、私はこの舞台の二幕こそ家族の物語、それも「温かい家族の物語」だと解釈しました。

 

 

2-1. みんな集まってHappy Groovy

 

ハピグルの取り扱いの話はサマパラのブログでも書きましたが、再度簡単にお話すると、ダンス曲でありながらジャニーズ的王道ではないこの曲は扱いが非常に難しいと思っていたのです。

 

それで、松倉無双タイムの話なんですけど(笑)

 

私が彼のパッションを愛してやまない、松倉くんが会場を煽る、声を出させる。

私たちも精一杯応えようと声を出す。

パッションとパッションのぶつかり合い…!最高だ!!!!!!!

 

トラジャに(ステージで披露するという意味で)ギターの文化を持ち込んだ松倉くんが、先陣切ってギターを弾く。

そこに、6人も一緒に、集まって、音を鳴らす。

 

「みんな集まってHappy Groovy」とは、よく言ったものです。完全に正解の演出を見せられた。

サマパラでは散々、直後かかるFUNKAFULLに天っっっ才!!!これ以上のハピグル取扱いはない!!!!!!!と大騒ぎしていたのですが、更にそこを超えてきたwたった3ヶ月でwww

 

松倉担目線で大変恐縮なんですけど、自分の好きを貫く松倉くんが、トラジャのステージでアコギで弾き語りとかやらせてもらう背景には、それを良いねと言ってくれるメンバーの存在が不可欠だと思っていて(だからこそサマパラのpure⇒Shelterが泣けた)、まさにその、良いじゃん!とか、やってみようよ!って6人の声が聞こえてくるような演出が本当に本当に胸に来た…  

 

この、それぞれの好きに寄り添い合う深い愛情を家族愛と表現せずしてなんと表現すればいいのでしょうか? 

総評:「Travis Japanは、家族。」(CVしめ)押忍!

 

 

 2-2. VOLCANOに感じるTravis Japanの求心力

 

普通に驚きなんですけど、VOLCANOって今年3月に頂いた新曲ってまじ時空~~~って感じじゃないですか?コイツとはずっと一緒に歩んで来た感ないですか?(何の話?)(もちろん夢ハリは別格だけど)

 

3/26、横アリで発表された初見時、正直GIFTからの繋ぎで???と思ってしまい、なんかよくわかんないけど強そうな曲もらったんだね?という印象しか抱けなかったのですが(ごめんなさい…)

5/3、少クラで初めて落ち着いて全体の物語調の構成と歌詞を見て、そうか、と。これは彼らにしかできない、決意表明の曲なのか、とやっとわかって。

 

思い出すのが5/26、MC明け。

虎者の発表後最初に披露する段取りとなっていたVOLCANO。あまりに出来すぎていて…この曲は、これから先も続く「next stage」の道中、彼らをきっと守ってくれるんだろうな、なんて思ったりもしたんですね。

 

その後、8/8とか8/8とか8/8とか()色々あったけど、あの最高だったサマパラのエンディング前、客席を焼き尽くした時には、 この曲は思った通り、思っていた以上に、強くなっていた。

 

そして、虎者のVOLCANOの、新しく作られた歌詞を出演者の皆様が歌い繋ぐ、そして、絡み合う、新しい演出。

 

まず、グループの為に作られた既存オリジナル曲をメンバー以外が歌う、ってJr.でほぼないというか、ある種デビュー組の特権(シャッフルメドレーとか)だと思っていたので、トラジャ以外の声で歌われるVOLCANOは大変胸アツだった。

 

それでトラジャって、ダンスが上手いとか、喋ってる時のギャップ、とかも当然魅力だと思うのですが、最近、彼らの持つ「放っておけなさ」「感じの良さ」「守りたさ」の強さについてよく考えるんですね。

 

日々一生懸命各仕事に取り組むトラジャのみんなには、にぃにや、屋良くんを始め、彼らをサポートする為に立ち上がってくれる周囲の大人がいて。

「敵に目もくれず草原を走り続け」る彼らですが、無我夢中で走り続けていたら、気付けば、一緒に併走してくれる仲間がいた、みたいな…

 

そんな彼らの求心力みたいなものを具現化したかのようなVOLCANOの演出がとってもとっても好きでした。

最後リマちゃんが担がれるところは、革命…!って感じでしたし…f:id:Azulejos3104:20191130110728j:image

 (リマちゃん本当は甲冑着たジャンヌダルクのイメージだけど、火炙りは可哀想だと思ったので…)(何の話?)

 

Travis Japan、絶対勝とうな。

 

 

2-2. 最後のピースは

 

初日が 始まる前、虎者はお客さんが居て初めて完成する舞台と言ってくれていました。(雑誌も番組もありすぎて出典忘れたのでこっそりコメントください…)(自分で調べろよ)

 

そんなトラジャがエンディング曲として歌った曲が、Together now。

 

「君とまた時間を重ねてく 思い出が僕らを繋いでいる」

 

そうか、私たちもこんなに愛しくて大切な、トラジャファミリーの一員なんだ…なんて。

記者会見で、虎という漢字、「七」が入ってる!とまつくらかいとくん(当時21)が元気に仰って、そして、「八」はファンのみんなと仰ってくれていたのも思い出しつつ。

とっても素敵な白い新衣装を身に纏っていたのもあり、時間を重ねる、なんてプロポーズみたいな詞を歌ってくれて、まじTravis Japanさんとご結婚だった…(語彙力)

 

そしてそして、「あと少しここに居させてよ」を体現する、降りてくる紗幕を7人で支える、あの最高演出!!!!!!!

(あれ舞台の裏方を遊びでやっていた身からすると怪我するんじゃないかって非常に冷や汗ものだったのですが、演出自体は最高なので来年以降もやってほしい)(言霊)

 

最近、今年3-5月の春に頂いた新曲二曲がVOLCANOとTalk it! Make it!だったことの意義を改めてよく考えるのです。

 

サマパラを見た屋良くんもニライカナイの風で言ってくれていたけれど、振り落とされかねないパフォーマンスを見せながら、ちゃんと振り返って寄り添ってくれる。彼らの魅力はここにある。

 

初主演舞台のエンディングに「信じてく The sight」と歌うTalk it! Make it!を選んでくれた、そんなみんながとっても愛おしい!

大好きなにぃにの振付踊りながら、今後も夢に向かって走り続ける彼らを信じて、きっとしがみついて、どこまでも一緒に旅しようって、サマパラで誓った思いを更に強く強く、心に刻み込んだのでした。

 

 

 

3. 「俺たちのDream stage」のその先

 

毎度のことながら脱線しつつも、

①Travis Japanはパフォーマンスで戦うヒーローだと思った話

②虎者二幕こそTravis Japanの温かい家族の物語だと思った話

をしてきました。

 

最後に、「俺たちのDream stage」の話をします。

トラジャ初主演舞台、虎者NINJAPANは間違いなく、彼らの「Dream stage」だった筈ですが、そうだ、彼らの旅は始まったばかりじゃないかと気付かされる舞台でした。

 

 

私は言霊というものを信じています。

今週UPされたとらちゅーぶで、「ハリウッドは仕事で行こう」「ハリウッドでデビュー会見したい」と言い切った彼らはきっと、絶対、その手でハリウッド行の切符を掴みとることでしょう。

 

この先どんなことがあっても、パフォーマンスに感じるパッションと、メンバーと周りとファンとが寄り添い合う、愛と温もりさえあれば。

 

「確かなものなんてない でもずっと信じていくよ」

 

私たちも一緒に走らせてね。

君の涙も笑顔もすべて、抱きしめるから。

ステージは生き物だ~Endless SHOCK 2019を終えて~

私のSHOCK人生において特別すぎる思い出となった2019年のSHOCK期間を終えて思ったことの記録です。

 

まず前段として私のSHOCK人生を簡単に纏めます。(ちな、全然簡単に纏まってない←)

  

 

Endless SHOCKとの出会い「KinKi担人生の始まり」

 

私が初めてEndless SHOCKを見たのは9年前、屋良くんのステージが見たかったからでした。

 

屋良くんは嵐とほぼ同期、みんな大好きクレムンやOne Loveの振りもつけてくれた、泣く子も黙るジャニーズ最強のダンサー。

ミーハーな母が当時は新聞に載っていた一般枠でチケットを取ってくれて(お願いだから一般枠は電話耐久レースからハガキ応募に戻してほしい)、高校生だった私を連れて行ってくれました。

クリアファイルください、と売り場のおじさんに言ったら、光一さんですか?と聞かれ、いや、屋良さんです。と答えたのをよく覚えておりますが…(笑)

 

ヤラが半端なかったのはもちろんのこと、コウイチ(当時31歳)の美しさと強さに触れた私と母はキンキのライブも見たいとキンキFCに入り、気付けば毎年末キンキコンに入るようになったのでした。私のKinKi担人生の始まりです。

(当時はまだジャパの客席inがあって、周りのSHOCK玄人光一担のお姉さま方が振り返るまま自分も通路を振り返ったらコウイチ歩いてきてびびった。意外とちいs…略)

 

この間高校生の頃書いていたブログを遡ったら初SHOCK後語彙力失っててワロタ。わかるよ。

 

 

余談ですが、今年の梅芸SHOCK私的初日の前日にはCIRCUSを観劇しました。

ヤラ、コシオカ、そしてテラニシ(私も例によってテラニシの亡霊)(もちろんタツミもすきなので、欲を言えばどっちも見たい)に思いを馳せつつ…

屋良くんのおかげで巡り会えた大好きな舞台観劇の前日に、屋良くんのバチバチにかっこいい舞台を観劇…実に贅沢な経験でした!

 

 

 

2012年のEndless SHOCK「大好きなリカとONE DAY」

 

次に見たのが2012年、この年は私の推しリカ、神田沙也加ちゃんの年で、ONE DAYが挿入された他いくつか大きく手が入った年だったと記憶しています。

いつも嵐一緒に入っていた友人を連れて行き、これ見ちゃったら他の舞台見られなくなっちゃうねという最高の感想をもらって満足して帰った。(笑)

 

 

上記の通りさーやリカ大好きだったから、今年SHOW BOYでさーやがShow must go on!を合言葉に客船の皆を仕切る歌うまオーナー務められているのを見て本当に本当に嬉しかった。

(SHOW BOYは明るいEndless SHOCKだと思ってる)(まじで再演してほしいし再演したら全ジャニオタは見に行ってほしい)

 

 

さらに余談ですが、この頃はMAの2人も出演されていた頃で。

 

帝劇SHOCK私的初日の翌日、まーちん(町田慎吾くん)の伊賀の花嫁によねさん(米花剛史くん)も出演されるということで見に行ったのですが、SHOCKと同時期に別の劇場の0番で立派に座長を務めたまーちんの姿や、2人が肩組んだりするところを見てもう…かつて同じ場所で活躍していた仲間が別の場所で再結集するって、ドラマですよね…

(しかも2人とも今年帝劇や梅芸のSHOCK見に来てくれていました。ジーンとしちゃう…)

 

 

 

2014・2017年のEndless SHOCK「本当はもっと早く出会えた現在の推したち」

 

私はてっきりユウタのSHOCKは見ていないと思っていたのだけど、このブログ書くために遡ったら2014年サークル後輩のジャニオタ連れて観劇しており、よくよく考えたら見ていた…大反省…

 

そして2017年は留学中で見られなかったので両親が代わりに(?)見に行ったようなのですが、この年がゲンタの初演。よって松松が揃ってコウイチに斬られるようになった最初の年。戻れるなら戻って見たい(泣)

 

 

またまた余談ですが、大阪遠征前半戦から帰ってきた日にドリボを観劇し、冒頭のフライング、(ドリボ世界の)ユウタがあまりにも光一さんの教育を受けた方のフライングをされていて、どうしても重なって見えてしまい(SHOCK世界の)ユウタのことは全然知らないくせに何故か酷く感動してしまいました…

(言わずもがなJUKE BOXのところでも爆泣きしてしまい、両隣の方に私SHOCK世界から参りましたので…と開演前に断っておけばよかったと後悔した←)

 

 

 

2018年のEndless SHOCK「エンタテイメントの力」

 

去年は初日に入っているのですが、昔関ジュ時代の中山優馬くんを少しだけかじったことがあり(だからたまアリのUME強引オン!とかDial Upとか周りのなにわ担に負けないくらい鬼はしゃいだ)(我ながら本当に節操がない)、そんな優馬がライバルってヤバ?!と昔の推しの晴れ舞台と思い1人で見に行きました。

沼落ちブログでも書きましたが、HiHi担の教祖に松松出てるやつですよね?と聞いて頂いたのに松松って誰だっけ状態。意味がわからない…)

 

 

これは完全に私個人の事情ですが、昨年年始頃割と死にたくなる出来事がいくつか重なってまじで死のうって感じだったんですけど(今は笑って話せますが割とガチで)、満身創痍な身体を引き摺って久しぶりに帝劇に行き。

 

幕が上がり、オープニングのCONTINUEで大階段から皆さんが降りてくる瞬間、何度見ても大好きなあの瞬間、ハッピーでエキサイティングなエネルギーが2階の私のところまで届いて、気づけば泣いてしまいました。

感動して泣くこととかよくあっても、このときは感動のそれとはまた少し別だったなーと思っており、ああ、エンタテイメントって人の心を救ってくれるんだなーと初めて思ったのが2018年でした。

 

 

 

そして、2019年のEndless SHOCK「ステージは生き物だ」

 

前置きが死ぬほど長くなりましたが……

不定期の観劇とはいえどんな年にもそれなりに思い入れのあるSHOCK初心者ではない私にとっても、今年のEndless SHOCKはあまりに特別だった話をします。

 

大好きな舞台なのにどうして毎年見ないのか?とか色々ツッコみどころあるかと思うのですが、私はJr.担になるまで同じ演目を何回も見ることの意味がよく理解できておらず。

SHOCKに関してはストーリーはわかっているからと思っており、友達を連れて行きたいから、等何かしら理由をつけて時々見に行くようなスタンスでした。

 

昨年の11月に発表された2019年SHOCK。なんと私はまだ当時トラジャ担ではなく。(嘘つけって感じですよねw)

どーしよ?申し込む???くらいのテンションでしたが、折角の如恵留くんの初SHOCK、そして光一さんも40になるということで、この節目のSHOCKを見なければという気持ちで応募することにしたのです。(当時の私、申し込むことに決めてくれて本当にありがとう…)

 

 帝劇の初日を迎える頃には私はすっかりトラジャ担になっており。

嵐担の人格としては1月27日を経て、今年「疲れた時は休めばいい」を正気で聞けるのだろうか…という気持ちで入ることに…

 

しかし、トラジャ担になって初めてのSHOCK観劇後は、カイトのRTWソロ、ゲンタの2幕の演技、ノエルの優雅なアクロバット等々、3人の見たことのない表情やパフォーマンス に只々驚き、上記の台詞にしょんぼりする暇などなく、これまで10年間の自分の視野の狭さを、それはそれは、猛烈に悔いることとなりましたw

 

コウイチが率いてきたカンパニーがこんなにも凄いこと、去年までの私はこれっぽっちもわかっていなかったと今になって気づくだなんて、まじ絶望ですよね(笑)

 (あと周囲に目を向ける、という意味ではソリタリでカイトを見失わない為にテラニシを見ておくと完璧に視線を移せるという裏ワザ(?)をフォロワーさんに教わって以降無事テラニシに被弾するなどとっても楽しかったw梅芸のタツミも同様w)

 

 すっかりJr.担の人格を得た私は、帝劇期間中「同じ演目だけど、毎回違う」が徐々にわかるようになり、松倉担として必死でカイトを目に焼き付けようと努めるようになりました。

 

 

 

帝劇から半年、カイト・ゲンタ・ノエルの中の人には本当に様々なお仕事があって。

現場だけでも、横アリ単独、FREE HUGS、たまアリ、Jr.祭り、そしてサマパラ。(Travis 嘘みたいに休みがない Japan...)

 

分かり易いのがLock Lockの定点動画VOLCANOの定点動画の比較だと思うのですが、まだ松倉くん個人を眼で追ったことのない方は是非それぞれ注目して見て頂きたく、素人目でもわかるほど身体の使い方(特に上半身)が変わっていると思うんですよね。

 

サマパラ最終日にフォロワーさんとも、半年間様々に経験した今の松倉くんのカイトが見たいですよねという話をし、帝劇からどれだけ成長したカイトの姿が見られるのだろう?と楽しみにしておりました。

 

 

そして迎えた梅芸、私的初日。

 

同年の公演を繰り返し見ることも、地方公演を見ることも、今年が初めてでしたので、去年までは毎回次に観劇した時にはざっくり演出の変更には気づけても、誰がどう変わっただとか、よくなっただとか、そういう「変化」に気づくような見方はしてこなかったんですね。

 

ところが梅芸私的初日のオープニング、大階段から降りてくるカイトを半年ぶりに見つけた私は、「どちらさまですか…?」と思いw

カイトはカイトだけど、私の知っている帝劇のカイトから明らかに変わっていた。 凄くお兄さんになっていた…

 

その成長をきちんとこの目で見届けなければと、遠く梅田まで私を連れてきてくれたカイトという男の子は、半年分、きちんと、驚くほど、成長した姿を見せてくれました。

 

この日から私は、SHOCK世界にもちゃんと時間は流れているというか、確かに役は役でも、私たちの見ぬ間にも彼・彼女たちは生きて、経験して、成長しているのではないかと勝手に考えるようになり。

 

 「ステージは生き物だ」

 

もう何度も聞いている台詞の筈なのに、2019年のSHOCKはこの台詞の意図することを凄く凄く考えさせられる年でした。

 

そうか、ステージは生き物。毎公演変化して然るべきもの。役も成長していくもの。

だから、面白い。

(ちな、2幕のユウマや梅リカの歌が梅芸2週間見ていなかっただけで驚くほど変わっていて、私的楽では一番泣かされました…) 

 

きっと舞台好きの皆様にとってはこんなこと当たり前で、何今更言ってんの?って感じだと思うのですが…

私はTravis Japanに出会ってJr.担の人格を持ち、周囲の役の変化に注目して見るようになったことで、漸く「ステージは生き物だ」の意味を、生の舞台の面白さを、真に理解できたように思いました。

 

ありがとう、2019年のEndless SHOCK。

そして、梅芸まで私を連れてきてくれたほかでもないカイト。ありがとうね。

 

 

 

 

2020年以降のEndless SHOCK「世界のどこかで生きているSHOCK世界の皆さんへ」

 

梅芸千穐楽、来年のSHOCKではアンサンブルを中心にキャストが大きく変わることが発表されたと伺いました。

 

夢幻の群舞でコウイチとカイトを同時に見ることができた時、こんなに贅沢な配置、あと何回見られるのだろうと思って猛烈に泣いたりもしたのですが、いつかその時はくると思っていて。

それは、カイト(とゲンタとノエル)が、ということでもあるし、コウイチが、ということでもあると、今年は丁度光一さんの喉が絶不調なタイミングでの観劇となったこともあり、凄く思ってしまいました。

 

 

キャラクターひとりひとりがとても魅力的に作られている舞台であるが故に、どなたの、どんな形での卒業も寂しいです。

(WSS出演決まっているアンサンブルさんが来年きっと出られないのもとっても寂しい!!!)

 

でも。

 

きっとSHOCK世界のみんなはこの世界のどこかで歌い、踊っているのだろうと、今年のSHOCKを見て思えた私は、仮に来年がその「いつか」になるとしても、何故だか不思議と、またあの大好きな笑顔に会えるような気がしてならないのです。

 

 

 

今年も最高のステージをありがとうございました。

SHOCK世界の皆さま、また会う日までどうかお元気で。

 

高鳴るときめきを

忘れないでいよう(See you again!)

明日の未来へ