Travis Japanと過ごした11月〜虎者二幕こそ温かい家族の物語だった話〜

Travis Japan初主演舞台・虎者NINJAPAN、ついに本日大千穐楽!おめでとうございます。

 

5/26のたまアリで、5月ののえまるの予告通り、初主演舞台にオランジーナCMにと、嬉しい発表がいくつもなされ、人の幸せでこんなに泣けるものなんだと思うくらい泣いて喜んだあの日から早半年。

あんなに楽しみにしていたオースティンも虎者もあっという間に終わっていて、マジで気付いたら死んでるんじゃないか?(オタクはいつだって大袈裟)というくらい時の流れが早いなと思う中で、最初で最後の「初」主演舞台の思い出は今しか感じられない特別なものだと思うので、めちゃくちゃ長い独り言のような感想を、「最初の気持ち忘れないように」記念に書き残します。

 

①Travis Japanはパフォーマンスで戦うヒーローだと思った話

②虎者二幕こそTravis Japanの温かい家族の物語だと思った話

をします。

 

 

1. Travis Japanはパフォーマンスで戦うヒーローだと思った話

 

SHOCK2019の感想ブログで書きましたが、今年9月の連休に有給くっつけて怒涛の観劇5daysという夢のような夏休みを送り、その初日に履修したのが屋良くんのCIRCUSでした。

虎者一幕の演出がひじょーーーーーにCIRCUSを彷彿とさせるものだったということもあって、CIRCUSの話を少しすると、あの舞台は登場人物が皆めちゃ踊れる強いパフォーマーで、まさにパフォーマンスを武器にして戦う大人のヒーローショーという印象でした。

 

虎者に関して、私は寧ろ二幕に、この「パフォーマンスを武器にして戦うヒーロー」みを感じたのです。

 

 

1-1. チケ代の元が取れる夢ハリ⇒ハピグルの間

 

まずそもそも、

皆めっちゃダンスがうまい。

(ワンピースだったら背景にでっかい字で、どーん!!!って書かれてる)

 

寝ぼけてんのか?って感じですけど、集団で魅せることにすっごくすっごく執着してきた様に見えていた彼らが、あんなにソロでカマせる人たちだとは正直思っていなかったので、結構吃驚しました………

 

多分、ROT見てると屋良くんの言葉もそうですけど、個人的にはオースティンのダンサーさんを見たことも凄く大きかったんじゃないかなーなんて思っており。

(体格差とかじゃなくて)表現デカくて、個性もちゃんとあるのに、とっても揃って見えて(以前サマパラブログで書いたグルーブ感というか)、当然ソロもカマせて…あれは本当に本当に良い縁だったなぁと改めて思った次第。オーちゃん一生感謝…

 

 

さて、話戻りますが、元太からスタートするソロ繋ぎ、最高すぎてまじで夢かと思ったのですが。

順番にステージの色んなところから登場して、一発ソロムーヴをお見舞い、そして、バトンを渡すかのようにポイントして魂をステージ後方に投げる、帽子を被せる、DJ台になる(笑)………視線を交わす。

 

彼らはこうやって、一人一人武器を持ちつつ、助け合いながら、繋ぎながら、7人でショービジネスの世界を戦っているんだなぁと思ったらたまらない気持ちになって。

 

そして、私が何よりここで泣けた理由が、話は遡って夏、みんなで夜通し死ぬほど見た(笑)、懐かしい思い出の詰まったNamidaの結晶MV。

www.youtube.com

 

この2サビがオーディションで閑也センターになったという経緯を聞いて、こういう実力主義ジャパンシリーズ続けばいいなと思ったのですが、というのも私には野望があって。

それぞれに得意なダンスのジャンルが異なるTravis Japanさんですから、きっと曲ごとにセンターが変わって、それこそ「誰もがセンターを張れるグループ」、誰が中心になっても戦えるグループになるんじゃないかって思っていたからなのですが。

 

勘違いしてほしくないのは、決してセンターを固定にするなという意図ではないです。

勿論宮近くんの圧倒的主役力は十分すぎるほどわかっていますし、宮近くんがセンターに来たときは毎度「ィヨッッッ!!!待ってましたッッッ!!!」と脳内で叫んでる(笑)

(主役力と言えばCIRCUSの屋良くん演じるケントですが、CIRCUSでメンカラのライトがケントに集まるところ、ケントが宮近くんに見えて仕方なかった…)

 

そういうわけで俺たちのセンター・宮近くんが満を持してセンターを張るなら…と考えた時に、やっぱりガチLock振りがいいよなーなんて勝手に思っていたんですね。(Lock=嵐クレムンやLucky Manのジャンル)

トラジャ担でさえなかった昨年、ハピグルの定点動画を見たときから、Lockは宮近くんが一番上手だなと思っていたから…

 

ソロ繋ぎの終盤、宮近くんトップのV字形になって踊りだした時。

何度も何度も妄想した最高の光景以上の最高が目の前で展開されていて、気付いたら泣いていた…

 

やっぱりメンカラ赤、は宮近くんなんだよな~~~なんて改めて思うような光景でしたし、我らが「切り込み隊長」をメンバーが 支えて援護射撃するような陣形が非常に胸アツでした…

 

あとは、しめちゃんがかっわいい顔で指ハートして会場が沸いた直後にふと腕の筋肉を見て、あー、戦隊もののメンカラピンクでありながら春野サクラじゃん…と思ったし(は?)、元太がウィンドミル(地球を回すやつ)回り出した時も、(たまたまウィンドできたのが元太だったって話なんだろうけど)ヒーローものの隠し玉が最年少みたいな設定?!と勝手に高まってしまいました。

 

夢ハリ⇒ハピグルの繋ぎ素晴らしすぎて、あ、今回の公演ここにチケ代払ったわ。と思った、というお話でした。

 

 

1-2. 救世主松松が駆けつけるVOLCANO

 

トラジャ加入から1年以上経って松倉担になった人間が書くべきことではないと重々承知しつつも、そう思わざるを得なかった演出…

 

アラートのような心拍数の上がる音が鳴り響く中、何かに追われながら、惑いながら、戦うような素振りのオリジナルメンバーのみんな。

追われているもの、それは、オリメンのみんなが背負ってきた重圧なのか、焦りなのか…

 

そんな中、客席から走って駆け付けるのが、松松なんですよね。

 

11月19日、松松加入から2年。

古の松松担の方や古のトラジャオリメン担の皆様の、エモすぎる加入当時の気持ちや、今どれだけ松松に感謝しているか、という想いを込めたツイートをいくつも拝見して、ああ、松松がトラジャに入ってくれて、良かったなぁと思っていたタイミングでもあり。

 

客席の立ち止まりで、あまりに凛とした表情で、目線を高く、堂々と立つ二人の青年の姿に、「救世主・松松」を見たような気がしてしまったのです。

 だって、ヒーローは遅れて登場する、がセオリーでしょ? 非常によく出来ている………

 

 

(1-3. トラジャの千年メドレーで成仏させてもらった大野担人格)

 

これ完全に個人的な話なので括弧つきの余談なんですけど(千年メドレーの感想を余談にするなって話ですが)。

 

虎者のセトリを見て、「千年メドレー」の文字を見た時、あまりに歴史上の出来事すぎて、妄想することさえもなかったその曲をトラジャがやってくれるだなんて…ってぶっ倒れるかと思った。

 

何故なら、私は嵐・大野智出のジャニオタだから。

大野さんがデビュー前、高校やめて親元離れて、時には泣きながら、毎日何公演もこなしてきたという、あのKYO TO KYOで披露された曲だから。

 

私、大野さんというMA出身(1/2追記:ではないけど、大町コンビというものがあったほどMAと交流の深かった)ザ・舞台班代表みたいな人応援してきた筈なのに、実は大野さんの舞台を見たことがないのです。

FC入ったのが08年春で、丁度最後の舞台アマツカゼの応募期間が終わった後だったと記憶しています…(しかも青山劇場の舞台なんですよね~~~(白目))

 

そんな、バチバチの大野担でありながら、一生大野担半人前みたいな私が、今秋、Travis Japanのお陰で、同じ京都という場所で、千年メドレーを観ることができました。圧倒的感謝…

 

曲中の感想も死ぬほどあるのですが、既に文字数凄いので()今回は割愛。

ただ、照明背負って飛び出してくる川島如恵留さんの、一瞬で会場の空気を変える凄まじいオーラは東山さんだ…と思ったし、閑也の踊りに大野智を感じている私にとって、如恵留くんをしめしずで挟んで踊ることがあまりにも、あまりにも特別で…

 

勿論、代わりにはならないってわかっていますが、1/27から毎日大野さんの舞台を見られなかったことをグルグル後悔し続けていた私の大野担人格が、無事に成仏されたような気がしました。

1/27、失意の底に居た私を元気にしてくれたTravis Japanは、やっぱり私の心を救ってくれるヒーローでした。

 

 

 

2. 虎者二幕こそTravis Japanの温かい家族の物語だと思った話 

 

エンディングのナレーション、全員共通の台詞部分、「虎者NINJAPANは、悲しい家族の物語ですが」。

「悲しい家族の物語ですが」、これは当然一幕のことを指しているものと思いますが、私はこの舞台の二幕こそ家族の物語、それも「温かい家族の物語」だと解釈しました。

 

 

2-1. みんな集まってHappy Groovy

 

ハピグルの取り扱いの話はサマパラのブログでも書きましたが、再度簡単にお話すると、ダンス曲でありながらジャニーズ的王道ではないこの曲は扱いが非常に難しいと思っていたのです。

 

それで、松倉無双タイムの話なんですけど(笑)

 

私が彼のパッションを愛してやまない、松倉くんが会場を煽る、声を出させる。

私たちも精一杯応えようと声を出す。

パッションとパッションのぶつかり合い…!最高だ!!!!!!!

 

トラジャに(ステージで披露するという意味で)ギターの文化を持ち込んだ松倉くんが、先陣切ってギターを弾く。

そこに、6人も一緒に、集まって、音を鳴らす。

 

「みんな集まってHappy Groovy」とは、よく言ったものです。完全に正解の演出を見せられた。

サマパラでは散々、直後かかるFUNKAFULLに天っっっ才!!!これ以上のハピグル取扱いはない!!!!!!!と大騒ぎしていたのですが、更にそこを超えてきたwたった3ヶ月でwww

 

松倉担目線で大変恐縮なんですけど、自分の好きを貫く松倉くんが、トラジャのステージでアコギで弾き語りとかやらせてもらう背景には、それを良いねと言ってくれるメンバーの存在が不可欠だと思っていて(だからこそサマパラのpure⇒Shelterが泣けた)、まさにその、良いじゃん!とか、やってみようよ!って6人の声が聞こえてくるような演出が本当に本当に胸に来た…  

 

この、それぞれの好きに寄り添い合う深い愛情を家族愛と表現せずしてなんと表現すればいいのでしょうか? 

総評:「Travis Japanは、家族。」(CVしめ)押忍!

 

 

 2-2. VOLCANOに感じるTravis Japanの求心力

 

普通に驚きなんですけど、VOLCANOって今年3月に頂いた新曲ってまじ時空~~~って感じじゃないですか?コイツとはずっと一緒に歩んで来た感ないですか?(何の話?)(もちろん夢ハリは別格だけど)

 

3/26、横アリで発表された初見時、正直GIFTからの繋ぎで???と思ってしまい、なんかよくわかんないけど強そうな曲もらったんだね?という印象しか抱けなかったのですが(ごめんなさい…)

5/3、少クラで初めて落ち着いて全体の物語調の構成と歌詞を見て、そうか、と。これは彼らにしかできない、決意表明の曲なのか、とやっとわかって。

 

思い出すのが5/26、MC明け。

虎者の発表後最初に披露する段取りとなっていたVOLCANO。あまりに出来すぎていて…この曲は、これから先も続く「next stage」の道中、彼らをきっと守ってくれるんだろうな、なんて思ったりもしたんですね。

 

その後、8/8とか8/8とか8/8とか()色々あったけど、あの最高だったサマパラのエンディング前、客席を焼き尽くした時には、 この曲は思った通り、思っていた以上に、強くなっていた。

 

そして、虎者のVOLCANOの、新しく作られた歌詞を出演者の皆様が歌い繋ぐ、そして、絡み合う、新しい演出。

 

まず、グループの為に作られた既存オリジナル曲をメンバー以外が歌う、ってJr.でほぼないというか、ある種デビュー組の特権(シャッフルメドレーとか)だと思っていたので、トラジャ以外の声で歌われるVOLCANOは大変胸アツだった。

 

それでトラジャって、ダンスが上手いとか、喋ってる時のギャップ、とかも当然魅力だと思うのですが、最近、彼らの持つ「放っておけなさ」「感じの良さ」「守りたさ」の強さについてよく考えるんですね。

 

日々一生懸命各仕事に取り組むトラジャのみんなには、にぃにや、屋良くんを始め、彼らをサポートする為に立ち上がってくれる周囲の大人がいて。

「敵に目もくれず草原を走り続け」る彼らですが、無我夢中で走り続けていたら、気付けば、一緒に併走してくれる仲間がいた、みたいな…

 

そんな彼らの求心力みたいなものを具現化したかのようなVOLCANOの演出がとってもとっても好きでした。

最後リマちゃんが担がれるところは、革命…!って感じでしたし…f:id:Azulejos3104:20191130110728j:image

 (リマちゃん本当は甲冑着たジャンヌダルクのイメージだけど、火炙りは可哀想だと思ったので…)(何の話?)

 

Travis Japan、絶対勝とうな。

 

 

2-2. 最後のピースは

 

初日が 始まる前、虎者はお客さんが居て初めて完成する舞台と言ってくれていました。(雑誌も番組もありすぎて出典忘れたのでこっそりコメントください…)(自分で調べろよ)

 

そんなトラジャがエンディング曲として歌った曲が、Together now。

 

「君とまた時間を重ねてく 思い出が僕らを繋いでいる」

 

そうか、私たちもこんなに愛しくて大切な、トラジャファミリーの一員なんだ…なんて。

記者会見で、虎という漢字、「七」が入ってる!とまつくらかいとくん(当時21)が元気に仰って、そして、「八」はファンのみんなと仰ってくれていたのも思い出しつつ。

とっても素敵な白い新衣装を身に纏っていたのもあり、時間を重ねる、なんてプロポーズみたいな詞を歌ってくれて、まじTravis Japanさんとご結婚だった…(語彙力)

 

そしてそして、「あと少しここに居させてよ」を体現する、降りてくる紗幕を7人で支える、あの最高演出!!!!!!!

(あれ舞台の裏方を遊びでやっていた身からすると怪我するんじゃないかって非常に冷や汗ものだったのですが、演出自体は最高なので来年以降もやってほしい)(言霊)

 

最近、今年3-5月の春に頂いた新曲二曲がVOLCANOとTalk it! Make it!だったことの意義を改めてよく考えるのです。

 

サマパラを見た屋良くんもニライカナイの風で言ってくれていたけれど、振り落とされかねないパフォーマンスを見せながら、ちゃんと振り返って寄り添ってくれる。彼らの魅力はここにある。

 

初主演舞台のエンディングに「信じてく The sight」と歌うTalk it! Make it!を選んでくれた、そんなみんながとっても愛おしい!

大好きなにぃにの振付踊りながら、今後も夢に向かって走り続ける彼らを信じて、きっとしがみついて、どこまでも一緒に旅しようって、サマパラで誓った思いを更に強く強く、心に刻み込んだのでした。

 

 

 

3. 「俺たちのDream stage」のその先

 

毎度のことながら脱線しつつも、

①Travis Japanはパフォーマンスで戦うヒーローだと思った話

②虎者二幕こそTravis Japanの温かい家族の物語だと思った話

をしてきました。

 

最後に、「俺たちのDream stage」の話をします。

トラジャ初主演舞台、虎者NINJAPANは間違いなく、彼らの「Dream stage」だった筈ですが、そうだ、彼らの旅は始まったばかりじゃないかと気付かされる舞台でした。

 

 

私は言霊というものを信じています。

今週UPされたとらちゅーぶで、「ハリウッドは仕事で行こう」「ハリウッドでデビュー会見したい」と言い切った彼らはきっと、絶対、その手でハリウッド行の切符を掴みとることでしょう。

 

この先どんなことがあっても、パフォーマンスに感じるパッションと、メンバーと周りとファンとが寄り添い合う、愛と温もりさえあれば。

 

「確かなものなんてない でもずっと信じていくよ」

 

私たちも一緒に走らせてね。

君の涙も笑顔もすべて、抱きしめるから。